別れるときは笑顔でさよならできるようにしよう

不幸にしてと言うか残念ながらと言うか、彼女と別れることになったとします。あなたには、どんな別れの情景が心に浮かびますか。どんなに取り繕っても、別れの場面と言うのは嫌なものです。けれど、何か悪いことをして別れるわけでもないかぎり、あなたも彼女も涙を流す必要は無いのです。わめいたり叫んだりする必要もありません。
お互いに出逢えたことを、お互いと幸せな日々を過ごせたことを、共に感謝し合い、笑顔で別れていいんです。
そのためには、彼女を大事にすることです。日々の出来事を忘れないようにすることです。何年経っても良い思い出として思い返せるよう、二人の関係を大切にすることです。

 

システム管理にも同じような心得が必要です。システム管理者にとっての別れ。それは、異動などで担当したシステムを離れること。
担当したシステムから離れる時は、きちんと引き継ぎをしましょう。自分がこれまでやって来たことを後任に伝え、あなたが居なくなった次の日から問題なく皆が業務を続行できるようにしてから、その職場を去りましょう。

 

時々、引き継ぎを面倒がっておざなりにして職場を離れてしまう人がいます。これは最低です。きちんと引き継ぎをしないと、後任の担当者が困ります。業務が円滑に行われず、運用管理チーム全員が困ります。そして、最終的にお客様に迷惑がかかります。さらに、前任者であるあなたの評価も最悪なものになるでしょう。

 

きちんと引き継ぎをしましょう。そのためには、毎日、きちんと障害管理記録をつけることです。常にマニュアルの整備を怠らないことです。手順が少しでも変更になったら、すぐに反映させておきましょう。記録媒体や予備の機器の管理台帳なども常に最新の状態にしておきましょう。
もし、あなたが仕事を引き継ぐ立場だったら、前任者にはどのようにしておいてもらいたいか。考えればすぐに分かるはずです。スムーズな引き継ぎを行うためにも、業務の整理は常にやっておくべきです。

 

笑顔で別れるためには、日頃からの努力が大切。新しく職場に来る人も、その職場を去るあなたも、笑顔でスタートがきれるように。